10/31/2012

幻の女



一時期、アガサ・クリスティに凝って本屋に売っている本を片っ端から買っていた時期があったけど、まあ流石に飽きてくるので、そんな事にはならず。
基本的に探偵小説は好きだが、犯人やトリックには興味が無く、探偵や主人公の行動のみ重要。
という事で、一番好きなのはハードボイルドです。レイモンド・チャンドラー最高。

 名作と言うものには疎く、ウイリアム・アイリッシュの「幻の女」も初めて読んだ。
妻を殺された主人公が、妻殺しとして逮捕された。
主人公が事件当時に一緒にいた女性が唯一の証人となりアリバイが成立するが、誰も見ていないと言う。主人公の代わりに親友が、その女性(幻の女)を探すと言う内容。

映画化にもなってい事もあって、大変面白かった。
殺人も奇をてらっていないし 、死刑執行が近づいてくる感じもスリリング。
だけど、犯人が解ってからの種明かしの部分は居眠りしながら読んだ。
そんなものである。 ハードボイルドだから。

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